2023年、この一枚!(その1)FLOWER TRAVELLIN' BAND / Satori

なんと約半年ぶりの更新ということで……どうも。

購入記録日記は停まっておりましたが、細々とレコードやCDは買ってます。昨今、巷を賑わすレコードブームとやらも相変わらずアレで、わたし自身は少し引き気味ではありますけれども。

 

今回はShortNote時代から12月に書いていた「この一枚!」シリーズです。一年間で買えて嬉しかったものをとり上げます。数回(数枚)に及ぶこともあります。

 

 

では早速……直近で買った一枚から。長年のwant盤をクリスマスについに確保です。なんと年末の挨拶がてら訪れた馴染みのお店で発見!わぉ!

【LP】FLOWER TRAVELLIN’ BAND / SATORI(Atlantic/ワーナー P-8056)'71年 オリジナル

内田裕也プロデュースのロックバンドによる2ndアルバム。

ジャパニーズロック(ヘヴィ&サイケ)の金字塔として名高い1971年作のオリジナル盤LPです。見開きジャケット仕様、曲目リスト付。

これが見開き内部。東洋のサイケ感、これぞ見開きジャケットの魅力!

ジョー山中のハイトーンヴォイス、石間秀樹の東洋な音階を使った独特なギター。カッコいい!

冒頭は地を這うようなヘヴィなリフを使ったブラック・サバス風の楽曲ながら、本領発揮は二曲目の"Satori Part Ⅱ"!

 

なんかむちゃくちゃイカす当時の映像があったので。

youtu.be

楽曲全編はこちら。

youtu.be

 

15~20年くらい前はまずまず中古店で見かけるレコードで油断していましたが、いつの間にやら高騰……というありがちな印象。油断大敵。

これは見開きジャケット仕様なのですが、見開きじゃない再発盤や海外リリースの再発盤(ブートレッグ?)、また近年発売のリマスター盤LP(←わたしも買いました)なども存在しているものの、やはりワーナーP-8000番規格のオリジナル盤が欲しかったわけです。

以前の投稿でも少し触れましたが、この当時のワーナー日本盤って、洋楽邦楽問わずかなり音がいい印象なんですよね。

そしてこれもご多分に漏れず、生々しい音! 

クリアだとか、音圧がすごいとか、(巷のレコードブームでよく言われている)暖かい雰囲気とかじゃない、それらとは全く異なる生々しさ。ゴリっとざらっとした生々しさ。そこが種々の再発盤やCD、サブスクとは大きく異なる点だと思います。

あと、ジャケットの味わい深さね。白いジャケットなので特にシミ等による経年劣化がある。これもまたいいわけですよ。

(とはいえ、これはかなり綺麗な方だと思います)

古い時代のオリジナル盤を求める理由はそこかなと。

 

 

 

大阪市内の馴染みのお店で購入。価格は秘すw