2023年、この一枚!(その3)JOHN COLTRANE - Africa / Brass

続いてはジャズの大好きなアルバムを……なんとアメリカ盤オリジナル!

 

うぉぉー!

 

【LP】JOHN COLTRANE - Africa / Brass(Impulse A-6) 赤黒レーベル 艶あり '61年 USオリジナル

ここ数年はよくジャズを聴いていて、中でも特にジョン・コルトレーンが好きで少しずつLP盤を買っているのですが、まさかオリジナル盤にまで手を出すことになるとは。

盤面に細かいスレが多くて、一瞬「えぇぇ……」という感じなのですが、いざ聞いてみるとノイズ等はほぼ無し。ごくごく普通の我が家のオーディオでも生々しい音が鳴りました。嬉しい!

 

このアルバム、とにかく勢いというか怒涛のプレイといった感じが心地よくて大好きなんですよね。ワルツ調で甘いメロディも出てくる"Greensleeves"も怒涛という言葉が似合う展開。カッコいい。

 

そしてなんといってもオリジナル盤特有のジャケットの重厚感とコーティング、そこに加わる経年劣化、これが味わい深い。
レコード盤も同様にちょっと重い。後年の再発盤とはあからさまに異なる重厚感。

底割れ、角打ち、コーティングのスレ、上部裂けをテープ補修などなど。有り体に言って「状態悪し、カウンターにて要チェック」ってやつです。

 

 

見開きジャケット内側の下部にこんなスタンプが。
検索してみると、ダンモ(モダンジャズ)全盛期の頃にあったお店で、いまはもう閉店しているのだそう。

ファイヴ・スポット……ニューヨークの有名なクラブからとったのかな。"ファイヴ・スポット・アフター・ダーク"って曲もありますよね。

 

ジャズ喫茶文化華やかなりし頃の大阪で多くの人を魅了したレコードが、その後巡り巡って大阪市内の中古レコード店に辿り着き、それをわたしが手に取った。今年の春ごろだったかな。

人に歴史ありとはよく言いますが、当然のことながら中古レコードひとつとっても歴史があるのだなと実感した次第です。

 

 

ディスクユニオン大阪店にて ¥2,650